ひどい家族に対するあなたの思いを解放するタイミング

ひどい家族に対するあなたの思いを解放するタイミング

家族に傷つけられた、こんなひどいことを言われた、やられた・・・できることならもう関わらないでいたい・・・でも心の奥底で、このままで終わりたくない・・・どうすればいいのだろうと、苦しんでいませんか?

古いレッテルはいつまで有効か

自分にとって、本来、大切な存在であったはずの家族がとんでもない状態になったり、自分に対して、とてつもなく苦しいこと、嫌なことをしてきた時、あなたは、これらにどのように向き合っていますか?

罵倒された、嫌味を言われた、自分の尊厳を無視したような態度を取られた・・・家族が精神的におかしくなった、病んでしまった、豹変してしまった・・・という時、最初の頃は、あなたも言い返したり、無視したり、もしくは相手には助けが必要だと理解して、傷つけられながらも、必死になって助けていたかもしれません。

でも、段々と長丁場になっていくと、「このままだったら、私までおかしくなる・・・私までダメになってしまう。」と思えてきたり、家族との向き合い方を見直す必要性にせまられてきます。人によっては距離を置いたり、どうしても必要な時以外、関わりを持たないようになったり・・・毎日接することが避けられないのなら、相手との関係を最小限にして、冷ややかになってしまっているかもしれません。

それでも、家族だから見捨てるわけにはいかない!それでも付き合っていかなくてはいけない!と思うと、その相手を別の何かに見立てて向き合うことで、何とか自分を納得させようとします。

例えば、「この人は、“病気”なんだ・・・」とか、「この人は、“かわいそうな人”なんだ・・・」と本当はどこかでそう思いたくないという気持ちがあっても、自分を納得させるかのように思い込みます。それでも、なかなか振り切れない時は、本気で「この人は人の気持ちを何とも思わない悪魔なんだ!」とか「もう、異次元の生物の宇宙人なんだ・・・」と勝手にレッテルをつけ始めます。

あなたが意識していようが、なかろうが、具体的な名称であろうが、なかろうが、人は、耐えられない痛みを何とか乗り越えようとするために、相手への見方を定義付け、自分が少しでも落ち着けて、心休まり、冷静になれる見方で相手を見ることで、何とか、最悪の悪事をすることなく、日々を過ごそうとします。

実は、これは一時期、とても有効な手段です。自分がどうにかならないように、自分の心の中で、頭の中で、勝手に相手に対して「レッテル」を貼って、そのレッテルの人と自分は関わっているんだ!と思うことで、何とか、相手を表面的には赦し、表面的には平静を保つことができます。

でも、このレッテルは永遠に有効なものではありません。
相手が本当はとても大切な存在で、本当のところは、良好な関係でありたいと思うような関係であればあるほど、そのレッテルは、あなたの傷ついた心に応急処置で、絆創膏を貼ったようなもので、いずれかのタイミングで絆創膏を外し、元に戻さないと、何かの時にすぐ引っかかったり、絆創膏が邪魔に感じたり、煩わしくなったり、不自然な状態を維持させることに、今度は自分を苦しめていくことになります。

相手につけた古いレッテルを捨てるときは、まさにこのタイミングです。つまり、絆創膏が、絆創膏の役割をしなくなった時・・・むしろ、本当は相手にもっと良好な関係を心の奥底で望んでいるのに、過去に定義したレッテルが、いつまでも傷を思い出させ、逆に傷に支配され、苦しくなるタイミングです。

新しい見方で家族を手放さない覚悟

人間は、自分自身が正すべきことも、自分でそう簡単に変えることはできないから、まして人を変えることなんて不可能です。人とはただ影響を与え合っているだけで、強制的に相手を変えることはできません。

あなたが過去、家族にされたひどいこと、思い出したくもないこと、赦せないこと・・・様々なことはあるけれど、それでも、やっぱり家族なんだから、最後は、本当に穏やかで、感謝の中で人生を歩みたいと心から願っているのなら、相手がどうであれ、あなたの覚悟ができたタイミングで、絆創膏を外す時、つまり古いレッテルを捨てる時です。

相手を病気だから、悪魔だから、宇宙人だから・・・と思っていたことを、相手は私の母だから、父だから、夫だから、妻だから、娘だから、息子だから・・・に戻してあげます。

この時、大切なことは、相手の急激な変化を一切諦めるということです。
相手はあなたの見方が変わったからといって、何もすぐには変わりません。というよりも、相手は相手自身で変わろうとしない限り、何も変わりません。覚悟という表現をあえて使っているのも、相手が急激に何も変わらない中で、あなた自身が古い傷から解放されるために、勇気を持って、絆創膏を外すという、あなたの「意志」による、あなたのための力ある行動だからです。

覚悟がないと、すぐに前に戻ってしまいます。覚悟が覚悟になっていないと、すぐに「やっぱりこの人とは無理・・・」と、昔のレッテルに安定を求めてしまいます。だからこそ、覚悟を持って、少々の荒波や、逆風を想定内にした上で、他でもない、まずはあなた自身のために、新しい見方で、家族と向き合うことを始めてみてください。

変化は、もしかしたら想像以上にゆっくりかもしれませんが、あなたが起こした変化は必ず周りを変化させていきます。

石が投げ入れられた池に、波紋が生じないことは、不可能です。しばらくすると、池はまた静かになり、何事もなかったかのようになりますが、石が投げ込まれた池は、確実に変化を受けています。

思い巡らしてほしいこと

あなたは過去に受けた経験によって、相手を自分が納得できる形で定義しています。本当は関係を良くしたいと心から望んでいるのに、過去に思い込んだ相手への定義や見方を変えずに、あなた自身の行動だけ、思いだけを変えるのは、とてつもなく、大変で苦しいことです。

人は、相手をどのような人かを知り、その上で関係を作っていきます。
他人であれば、環境が変われば、それまでの関係で終わってしまっても、家族となれば、あなたがどこへ行こうが、どんな状況であろうが、やはり家族は家族です。

そんな家族を相手に、少しでも良い関係を取り戻したいと心から思うなら、まずはあなたが思っている相手への定義や見方を変更してみてください。元に戻してあげてください。自分のこれからの”思い”と、相手への見方を同一にさせることが、あなたの過去の思いを解放するスタートです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL